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長編劇映画『かくしごと』

長編劇映画の脚本・監督作品としては、2作目となる映画『かくしごと』が公開になります。
この映画は、北國浩二さんの小説「嘘」を原作にしたヒューマンドラマ・ミステリの映画です。

とある女性が、認知症になってしまった父に会うために山の中の町に帰省したところ、ひとりの少年と遭遇したところから始まるこの物語は、実際に認知症や児童虐待といった社会的イシューを下敷きにしているものの、世代や性別を超えて観ることができるヒューマンドラマ&ミステリ映画となっていると思います。

主演に、俳優・モデルとして多才な活躍を見せている杏さんを迎え、父親役には名優・奥田瑛二さん、少年役にはイノセントな輝きを放つ中須翔真さんと、素晴らしいメインキャストに恵まれました。
そして、佐津川愛美さん、酒向芳さん、木竜麻生さん、河井青葉さん、和田聰宏さん、丸山智己さんに加えて、安藤政信さんなど、奇跡的な俳優のみなさんが集結してくれています。

音楽は、LA在住の新進気鋭のアーティスト、Aska Matsumiyaさん。
そして主題歌には、オルタナティブロックバンドの羊文学さんによる「tears」が、寄り添うような優しい光を放ってくれています。

2024年6月7日から、東京は新宿テアトル、TOHOシネマズ日比谷などをはじめとして、全国で順次公開します。
ぜひ、劇場でご覧ください。

Official Website:
happinet-phantom.com/kakushigoto/

『燃えるドレスを紡いで』ケニアのローカル支援にご寄付を頂いた皆さまへ

ドキュメンタリー映画『燃えるドレスを紡いで』をご覧になった皆さま、そして東京での数度に渡る舞台挨拶の折に、現地ガイドのTullu Galfure氏の学資とケニア・マルサビットの大干ばつが続く砂漠に住む民族への生活支援にご寄付を頂いた皆さんに、ご報告があります。
数回に渡る募金活動で、合計305,175円が集まりました。
本当にありがとうございます。
合計259,772ケニアシリング(2024年4月頭レートでの換算)をTullu氏に全額届け、半額をマルサビットの村人に、半額をTullu氏の学資に充てることができました。

映画の中で、村の女性が呟いていた言葉がずっと心に残っていました。
「たくさんの外国人が村に来たけれど、結局彼らは何のアクションも起こしてくれなかった」
その状況に少しでも何かをできればと思っていました。もちろんこの資金で大きく物事が変わるわけではありませんが、「教育と生活インフラ」という状況改善に少しでも寄与することができたのは、皆さんの温かいご支援のお陰です。本当に、本当にありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

関根光才

(以下は、Tullu氏からのメッセージです)

日本の皆さま、コウサイさんのご友人の方々、私の学資と(マルサビット郡の)砂漠に住むレンディル族の住民の生活支援に多大なご寄付を頂き、本当に感謝しています。この支援なくしては私は学業を続けられませんでした。寄付をしてくださった皆さんの、他者を助け、ゴールに向かわせてくれる寛容さは、この現地のコミュニティの人々にとって、私にとって感動的なものでした。
村人たちのグループは、129,000ケニアシリングを受け取りました。彼らは、チームの皆さん、日本の皆さんの寄与に強く感謝すると共に、砂漠で出会ったコウサイさんが私たちが直面している困難な状況を届け、こうして実際に援助してくださったことに感謝しています。コミュニティの人々は非常に喜んでいて、この資金はありとあらゆる用途において役立てられると言っています。現地のヤギと羊を仕入れ、それを取引することでより資金を得られるようにしたいと言っています。
この援助資金を募ってくださり、私たちを励ましてくださったあなたの友人たちに、今一度感謝を申し上げます。素晴らしいことです。優しいみなさんの心に感謝を込めて。

トゥル・ガルファ

ドキュメンタリー映画『燃えるドレスを紡いで』

ファッション産業が環境破壊要因の第2位を担っているとして批判され始め、約10年が経ちましたが、世界ではより多くの衣類が生み出されるようになりました。その大量の中古服がグローバル・サウス諸国に「輸入」という形をとって押し付けられ、大量のゴミと化している現代。
パリ・オートクチュールコレクションで活躍する唯一の日本人デザイナー、「YUIMA NAKAZATO」率いる中里唯馬氏と、この<衣服のゴミ>問題の中心地のひとつであるアフリカ・ケニアを訪れ、衣類の最終地点を目撃し、それを踏まえてどう<衣服の未来>を考えるか、パリコレクションという舞台で表現するか…という彼の情熱と苦悩、使命感に駆られたクリエーションを、ケニア・東京・パリという地点を巡る旅の中で追いかけたドキュメンタリー映画『燃えるドレスを紡いで』が完成しました。
本作は2023年3月16日より新宿K’s Cinema、渋谷シネクイントを皮切りに全国順次公開となります。
ぜひ劇場で、私たちの体にいまこの瞬間にも触れている<服>という存在について、思いを馳せてみてください。

『燃えるドレスを紡いで』

関東:
K’s Cinema(東京・新宿) 3月16日〜
シネクイント(東京・渋谷) 3月16日〜

北陸/甲信越:
シネモンド(石川) 近日公開予定

関西:
第七藝術劇場(大阪) 4月13日〜
京都シネマ(京都) 4月12日〜

九州/沖縄:
KBCシネマ(福岡) 近日公開予定
シネマ5 / シネマ5 bis(大分) 4月13日〜
桜坂劇場(沖縄) 4月6〜19日

Official Trailer (YouTube):
youtu.be

ELAIZA『わたしたち』MV

ELAIZAのアーティストネームで活躍する池田エライザさんの新曲『わたしたち』のミュージックビデオの監督と、ジャケット写真の撮影を担当しました。ELAIZAさんのピュアな想いと歌声に応えられるように、シンプルでナチュラルな、ヒューマンメイド感溢れるビデオを制作しました。ぜひ楽しんでください。

Official YouTube:
youtu.be

パネルディスカッション「難民、移民がみる世界」

いま京都で開催されているKyotographieにて、難民のひとびとの経験についての詩を朗読する短編映像作品『リスト:彼らが手にしていたもの』が京都UPLINKにて上映されていますが、関根光才が当展覧会のパネルディスカッションにも参加することになりました。

こちらは、アフリカからヨーロッパへと移動する難民の経験とその後を写したジャーナリスト・写真家のセザール・デズフリの展示「Passengers 越境者」関連イベントとして、国際移住機関(IOM)の駐日代表・望月大平氏と、関根光才とで開かせて頂くトークイベントです。ご興味ある方、ご都合つく方はぜひご参加ください。

パネルディスカッション「難民、移民がみる世界」
5月13日 13:00-14:00
京都府京都市中京区百足屋町379 くろちく天正館2F
参加費 無料

More information:
kyotographie.jp/

‘What They Took With Them: A List’ in KYOTOGRAPHIE

2023年、4月15日から5月14日まで開催されている「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」にて、昨年、国連UNHCRとの共同で制作させて頂いた『リスト:彼らが手にしていたもの』(What They Took With Them: a List)の映像展示が始まりました。
詩人Jenifer Toksvig氏の詩を10名の俳優・アーティストの方々が朗読するこの作品は、難民となった人々がわずかな時間で住処を離れ避難することを余儀なくされた時、手にしていたものが何だったのかを知ることにより、その逼迫した瞬間と人生に思いをよせるものです。
難民をドキュメントしたCesar Dezfuli氏の写真シリーズ「Passengers 越境者」の関連展示として、京都の映画館UPLINKのギャラリースペースにて毎時00分/30分に無料にて上映しています。どうぞご覧ください。

また、5月13日(土)13時からは、国際移住機関(IOM)駐日代表の望月大平氏と関根光才によるパネルディスカッションが予定されています。詳細は後日KYOTOGRAPHIEウェブサイトで発表になりますので、万障お繰り合わせの上ぜひご参加ください。

Official Website:
kyotographie.jp/

YUIMA NAKAZATO 2023 SS Collection ‘INHERIT’

日本人としてただ一人、パリ・コレクションのオートクチュールで活躍するYUIMA NAKAZATO氏の2023 SSコレクション「INHERIT」のティーザー/オープニング映像を制作しました。
衣料業界が世界の環境破壊の主要要因のひとつであると言われて久しい現代、世界中の中古服が処理しきれないゴミとなって集積しているアフリカ・ケニアへの取材と経験を通して、YUIMA NAKAZATO氏はこの新しいコレクションを発表。
EPSON社の「ドライファイバーテクノロジー」を用いてケニアに集まった中古服からアップサイクルされたテキスタイルや、Spiber社の新合成タンパク質素材「Brewed Protein」を用いた衣服など、衣服におけるサステナビリティに挑戦しつづける氏と共に、このコレクションの制作を通じての長編ドキュメンタリーも制作中です。

VOICE PROJECT 2022

2021年に著名な俳優・ミュージシャンが「投票に行くことの意味」を語り合う動画を公開して #わたしも投票します の言葉とともに社会的ムーブメントとなった「VOICE PROJECT 投票はあなたの声」の2022年度版を、参議院選挙の公示日6月22日に公開しました。

新しく、26人もの出演者を迎え、俳優を中心としたActor ver.とミュージシャンや文化人を中心としたCulture ver.の2つのメイン動画を制作。
また、よりひとりひとりの声にフォーカスした、ソロ出演のインタビューも公開しています。
新しく制作した公式ウェブサイトでは、これらの動画を一覧で眺められ、また投票日(7月10日)をカレンダー登録したり、投票に役立つリンク集などの機能も。

ぜひ、出演された方々の、ひとりの人間としての声に耳を傾けてください。そこには、わたしたちと同じように悩み、迷いながらも投票にいく彼ら彼女たちの姿があります。
そして、みんな等しく人間であることを信じて、わたしたちが対話によって社会を作っていけるかもしれない希望があると思っています。
ぜひ #わたしも投票します の言葉を添えて、あなたの気持ちを発信してください。そして投票にいくことで、あなたの声をかたちにしてください。

Official Website:
voice-project.jp/

国連UNHCR協会 難民支援プロジェクト『リスト:彼らが手にしていたもの』

現在、世界中で一億人以上の人々が難民としての生活を余儀なくされています。
住処を追われ命の危険が迫る中、彼らは何を持ち出したのか?

世界難民の日である本日6月20日、国連UNHCR協会と共にこの「彼らが手にしていたもの」を綴る詩の朗読映像を公開しました。

世界にも、そして日本にも、人知れず困難な状況に置かれた難民の方々が大勢います。
私たちが街ですれちがう人々の中にも、かつて難民だった人、今現在難民として苦しんでいる人がいる可能性は十二分にあります。
この詩は、わたしたちと何ら変わらない人間であるその人々が、どんな生活を送っていて、何を奪われ、何を人生で最も大切にしているのか…普段考えが及ばない、ひとりひとりの「人間」への、そんな現実への想像力を拡げてくれる詩です。

沢山の素晴らしいキャストとスタッフの、人を思い遣る気持ちからこのプロジェクトは完成しました。みなさんのご厚意に心から感謝しています。

公式YouTube:
youtu.be/

「リスト:彼らが手にしていたもの(原題:What They Took With Them: a List)」
Based on the poem created by: Jenifer Toksvig
(Translation by 松崎悠希)

Casts:カトウシンスケ/Crystal Kay/坂巻有紗/サヘル・ローズ/鈴木亮平/TAO/May J./米本学仁/渡部豪太/渡辺真起子(※五十音順/敬称略)

Music: マヒトゥ・ザ・ピーポー

KAIJU FILM Presents in association with Q-pot. and Queens Company

Director: 関根 光才
Producer: 岩上 紘一郎/髙野 力哉/ワカマツ タダアキ/若菜蓮
Executive Producer: 大岩 良江/江守 徹
Production: 鎌田 雄介/福井 一夫/酒瀬川 純一/宮本 万里/岳 直輝/田村 優介/大嶋 丈仁
Director of Photographer: 光岡 兵庫
Camera Dept.: 佐藤 涼介/石川 嵐/徳田 瞬/石崎 潤/芝尾 和飛/高橋 史弥
Lighting Dept.: 岩渕 隆引/杉村 航/沼田 章宏/稲刈 慶人/海道 之
Sound Dept. 清水 天務仁/船本 祥平
BTS/Stills: kenhirama
Hair and Make-up: 西村 佳苗子/浅見 順子/竹ノ谷 佳江/依田 陽子/澤木 めばえ/深山 健太郎
Costume : 袴田 知世枝
Casting: 岩上 紘一郎/髙野 力哉/高橋 るり子
Health &
Safety: 小比類巻 智子
Editor: Aki Mizutani
Colorist: Karol Kaczorowski
Assistant Editor: Takashi Fujioka, Hironobu Higashi
Postproduction: Cutters Studios Tokyo
Projector: 株式会社プリズム(Prism Co., Ltd.)
Special Thanks: 荻原 敏恵(Q-pot.)/Too Hajimu/吉田 ナオヤ UNHCR(国連難民高等弁務官事務所) 特定非営利活動法人 国連UNHCR協会 UNHCR駐日事務所 株式会社クイーンズカンパニー GARDEN新木場FACTORY ©️2022 世界難民の日パートナーズ

絵本原画展での感謝と今後のお知らせ、ネットショップの開設について

『ちいさなものとおおきなもの』の絵本原画展、2022年5月26-29日の4日間で大盛況のうちに展示を終了しました。
自主制作のデジタル絵本に始まったちいさなプロジェクトが、このようにみなさんにご覧頂き、沢山の反響を頂けたことに、本当に驚き、本当に嬉しく、そしてありがたく思っています。まずはご来場頂いたみなさま本当にありがとうございました。
そして、ご厚意を寄せて頂きましたTRUNK(HOTEL)のみなさんとスタッフ全員に心より感謝しています。

また、なによりも書籍絵本化クラウドファンディングでご支援くださった沢山の方々のご厚意がなければ、この原画展に辿り着くことはできませんでした。本当に大きな感謝を改めてお伝えさせてください。みなさま本当にありがとうございました。

本プロジェクトは2020年春に、COVID-19の蔓延を受けて、そこからの学びを記録したいと、人間や自然の命のありようを俯瞰して見つめる物語を紡いでいけないかと模索して始まりました。
そして描かれた、遠藤恭葉の絵画の実際のテクスチャにみなさんに触れて頂き、話し合い、感じあい、わたしたちがどう生きていくのかを考え合えた時間はとても大切な宝物となりました。絵本や絵を手に取って下さったみなさんの中で、それらのイメージや言葉がすこしづつふくらんで、新しい旅立ちにつながればと心から願っています。

本プロジェクトはひとまずの大きな区切りを迎えましたが、これで終わりではありません。
無償のデジタル絵本は引き続き公開していますし、書籍となった絵本がオンラインで購入できるネットショップも開設しました。
そして私たち自身も、今回お伝えしようとしたことを今後さまざまな形で表現できればと考えています。

※ネットショップは公式ウェブサイトから覗けますので、ご興味ある方はぜひ。

ちいさなものとおおきなもの公式ウェブサイト:
teeny-and-mighty.net/

みなさま、本当にありがとうございました。
こんごとも、『ちいさなものとおおきなもの』をどうぞよろしくお願いします。

関根光才・遠藤恭葉

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